目の整形

眼瞼下垂矯正

眠たげな目元から、はっきりとすっきりした目元へ

眼瞼下垂矯正は、伸びてしまった目を開ける筋肉の腱膜を引き寄せて固定したり、補助筋を短縮したりして、まぶたに隠れた黒目を見せる手術です。

扱う部位
目を開ける筋肉(上眼瞼挙筋)の腱膜、またはまぶたの内側の補助筋(ミュラー筋)
手術方法
皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正(二重のライン切開)と、結膜側の非切開式眼瞼下垂矯正(まぶたの内側からのアプローチ)の両方を行います
麻酔
通常は局所麻酔です。必要に応じて静脈麻酔(睡眠麻酔)を併用することができます
手術時間
1~2時間前後
抜糸
皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正は、術後7日目に皮膚の糸を抜きます
再手術の判断
1回目の手術から最低6か月が経った後
Face Plus形成外科 ptosis-correction ページのモデル写真
このページの目次
  1. 眼瞼下垂矯正とは何ですか?
  2. 眼瞼下垂はなぜ起こりますか?
  3. 眼瞼下垂矯正はどのような場合に行いますか?
  4. 上眼瞼手術・眉下切開術とはどう違いますか?
  5. 眼瞼下垂矯正はどのような方法で行いますか?
  6. 眼瞼下垂矯正はどのような流れで行われますか?
  7. 眼瞼下垂矯正の回復にはどのくらいかかりますか?
  8. Face Plus Talk
  9. よくあるご質問
  10. FacePlus TV関連動画
  11. あわせて検討するとよい手術・施術
  12. 参考文献

目がいつも眠そうに見えたり、目を開けるときに額に力が入ったりして、このページをお開きになった方には、まず基本情報からご案内します。

目がたるむ原因と手術を選ぶ基準は、目元のたるみの原因と手術選択の基準でまとめています。

01

眼瞼下垂矯正とは何ですか?

目を開ける筋肉の力がまぶたにうまく伝わらなかったり弱かったりして、上まぶたが黒目を覆ってしまう眼瞼下垂を整える手術です。

名前が二つあって紛らわしいかもしれませんので、最初に整理しておきます。

「眼瞼下垂矯正」はよく使われる呼び名です。医学用語では「眼瞼下垂症手術(blepharoptosis repair)」といいます。このページでは、二つの名前を同じ手術として使います。

眼瞼下垂は、皮膚がたるんでいる状態とは異なります。皮膚がたるんでいる場合は、まぶたの縁は本来の位置にあり、その上の皮膚がかぶさっています。眼瞼下垂では、まぶたの縁そのものが下がっています。

作用機序

眼瞼下垂(blepharoptosis)は、上まぶたの縁が正常な位置より低く下がり、角膜(黒目)と瞳孔を覆ってしまう状態です。上まぶたは、上眼瞼挙筋(levator palpebrae superioris、目を開ける筋肉)とミュラー筋(Müller muscle、まぶたを補助的に引き上げる薄い筋肉)によって持ち上げられます。上眼瞼挙筋は先端が幅広い腱膜(aponeurosis)となって、瞼板(tarsus、まぶたの中にある硬い板)に付着しています。

成人に起こる後天性眼瞼下垂では、この腱膜が伸びたり瞼板から外れたりして生じる腱膜性眼瞼下垂が多く見られます[1]。腱膜性眼瞼下垂では、筋肉そのものの力は保たれていることが多く、二重のラインが高くなるという変化も一緒に見られます。

わかりやすく言うと — まぶたを引き上げる筋肉は、先端が幅広い膜となってまぶたに付いています。年齢を重ねると、この膜が伸びたり外れたりします。筋肉は動いていても力がまぶたまでうまく伝わらず、目が開きにくくなります。

院長のひとこと

「実際には、一般の人が見てそれほどひどく見えない眼瞼下垂であっても、ご本人はとても不便に感じることがあります。」

なぜ眠そうな目になるのですか

生まれつき目を開ける筋肉の力が足りないと、自然に目を開けることが難しく、黒目が大きく隠れて眠そうに見えます。年齢とともにまぶたを引き上げる筋肉が伸びた場合にも、同じ様子が現れます。眼瞼下垂矯正は、このとき黒目と白目が見える程度を整えて、目元をはっきりさせる手術です。

二重の手術のご相談の中で、目を開ける力が弱く、眼瞼下垂の矯正を一緒に行ったほうがよい場合があります。二重の手術だけでは不自然になる可能性がある場合に限り、眼瞼下垂矯正を併せておすすめします。

Face Plus切開か非切開か、眼瞼下垂矯正の方法が気になる方へ

眼瞼下垂矯正は、目を開ける筋肉に手を加えて、目を開ける力を改善する手術です。目を開ける力が改善すると、あえて額を使って目を開ける必要がなくなり、自然と額のしわも改善します。眠たげでぼんやりした印象が和らぎ、ずっとはっきりした印象を持てるようになります。

※ このような状態には個人差があり、綿密で丁寧な診察の後に決定できます。

Face Plus眠たげな目元から、はっきりとすっきりした目元へ

手術をしたことが目立たず自然に
目の大きさを大きくして目元を整えることが重要です

目元に指を当てて微笑む女性モデル
  • 理想的な目の比率をデザイン
  • 美容面と機能面の両方を満たす
  • ほどけにくい固定力
  • はっきりした印象
  • 自然な目元
02

眼瞼下垂はなぜ起こりますか?

大人に起こる眼瞼下垂は、加齢とともに目を開ける筋肉の腱膜が伸びて生じる場合が多く見られます。

正面を見つめる女性モデルの目元

ただし、まぶたが下がる理由がすべて同じというわけではありません。

作用機序

後天性眼瞼下垂は、原因によって、腱膜性(腱膜が伸びたり外れたりする)、神経性(まぶたを動かす神経の問題 — 動眼神経麻痺、ホルネル症候群など)、筋原性(筋肉そのものの病気 — 重症筋無力症など)、機械性(腫瘍・傷跡・腫れがまぶたを押さえる)に分けられます。腱膜性眼瞼下垂に関連する要因としては、加齢、長期間のコンタクトレンズ装用、過去の目の手術が知られています。生まれつきある先天性眼瞼下垂は、筋肉の発達異常で生じ、筋肉の力が弱い場合が多くあります[1]。

わかりやすく言うと — 多い場合とまれな場合に分けると、次のとおりです。

  • 多い場合:加齢やコンタクトレンズなど、腱膜が長期間引っ張られて伸びた場合
  • まれな場合:神経や筋肉の病気が原因で生じた場合。この場合は、手術よりも先に原因を調べる検査が必要です。

次のような場合はすぐに受診してください

次の場合は、手術のご相談よりも先に確認すべきことがあります。

まぶたが急に下がり、物が二重に見える、左右の瞳孔の大きさが違う、目の周りが痛く頭痛もある場合は、脳神経の異常の可能性があり、急いで脳の画像検査を受ける必要があります[1][2]。この場合は、形成外科の診療を待たずに、時間にかかわらず119番に連絡するか、救急外来に行ってください。

一日のうち夕方に向かうほどまぶたがより下がり、休むと改善する場合は、重症筋無力症(筋肉が疲れやすくなる病気)などの原因をまず確認します[1]。

03

眼瞼下垂矯正はどのような場合に行いますか?

まぶたの縁が黒目を覆い、額の力を使わないと目が開かない場合に検討します。

目元に指を当てて微笑む女性モデル

下のリストを読みながら、鏡に映る自分の目を思い浮かべてみてください。当てはまるものがあれば、ご相談の際に眼瞼下垂矯正が合うかどうかを確認します。

目に不便がある場合

  • 目を開けるときに額に力が入り、額のしわが深くなりました
  • 上方の視野が隠れます
  • 午後や疲れたときに目がより閉じてきます
  • 顔を上げ、あごを上げないとよく見えません

見た目が気になる場合

  • 眠そう、疲れて見えると言われます
  • 二重のラインが高くなったり、深く落ちくぼんだりしました
  • 左右の目の大きさが違って見えます

院長のひとこと

「額のシワの原因が目にあるとは、なかなか考えにくいものです。正確な診断で、丁寧に原因を把握することが重要です。」

二重の手術と一緒に眼瞼下垂矯正を行う場合も、このページで説明します。二重の手術そのものについては、二重・目頭・目尻切開のご案内でご案内しています。

Face Plus眼瞼下垂矯正をおすすめする方

  • 目を開ける筋肉の力が弱い場合
  • 視野がまぶたに隠れる場合
  • 目がいつも眠そうに見える場合
  • 二重の手術と同時に、目を大きくしたい場合
  • 左右で目の大きさが異なる非対称の場合
04

上眼瞼手術・眉下切開術とはどう違いますか?

目を開ける力が弱ければ眼瞼下垂矯正、皮膚が余っていれば上眼瞼手術や眉下切開術です。両方がある場合は、二つの手術を一緒に行うこともあります。

三つの手術は扱う部位が似ているため、混同しやすいです。目の状態別に表にまとめました。

目の状態合う手術切開する場所手術の内容
皮膚よりも、目を開ける力がまぶたにうまく伝わらず、まぶたの縁が黒目を覆っています眼瞼下垂矯正(眼瞼下垂症手術、このページ)皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正は二重のライン、結膜側の非切開式眼瞼下垂矯正はまぶたの内側(結膜)皮膚側は、伸びた目を開ける筋肉の腱膜を引き寄せて固定します。結膜側は、まぶたの内側の補助筋(ミュラー筋)を短縮します
たるんだ皮膚が内側の鼻側まで目全体を覆っています上眼瞼手術のご案内二重のライン(まぶたのしわの線)余った皮膚を、しわの線で切除します
たるんだ上まぶたの皮膚が、主に外側の目尻側を覆っています。まぶたの皮膚が厚めです眉下切開術(眉下リフト)のご案内。上眼瞼手術も可能です眉の下の境界眉に近い部分の余った皮膚を切除します
眉そのものが大きく下がり、まぶたを押さえています額・眉を引き上げる手術も併せてご相談します——

皮膚だけを切除しても、目を開ける力が弱いという問題は残ります。逆に、筋肉だけを引き寄せても、余った皮膚が覆い続けることがあります。

二つの手術のどちらが合うかは、診察で決めます。選択の基準は、まぶたが下がる原因と手術選択の基準でさらに詳しくまとめています。

05

眼瞼下垂矯正はどのような方法で行いますか?

皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正と、結膜側の非切開式眼瞼下垂矯正の両方を行っています。下垂の程度と筋肉の力を見て選びます。

「切開か、非切開か」は、ご相談でよくいただく質問です。二つの方法の違いを、まず表でお示しします。

区分皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正結膜側の非切開式眼瞼下垂矯正
入る場所二重のラインに沿って皮膚を切開しますまぶたを裏返して内側(結膜)から入ります
手術の内容伸びた目を開ける筋肉の腱膜を引き寄せ、瞼板に再び固定しますまぶたの内側の補助筋(ミュラー筋)と結膜の一部を短縮します
外側の皮膚二重のラインに切開の傷跡が残り、その位置に二重のラインができます皮膚を切開しないため、外側の皮膚には切開線がありません
主に用いる場合目を開ける筋肉の機能がある程度残っている場合。余った皮膚も併せて処理できます下垂が軽度~中等度で、目を開ける筋肉の機能が良好な場合
抜糸術後7日目に皮膚の糸を抜きます
作用機序

成人の腱膜性眼瞼下垂の手術には、大きく二つのアプローチが用いられます。皮膚側のアプローチ(このページの皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正)は、二重のラインを切開して上眼瞼挙筋の腱膜を見つけ、前方に引き寄せて瞼板に再び固定します(挙筋前転術、levator advancement)。結膜側のアプローチ(このページの結膜側の非切開式眼瞼下垂矯正)は、まぶたを裏返して内側(結膜)からミュラー筋と結膜の一部を切って短縮します(ミュラー筋結膜切除術、Müller muscle–conjunctival resection)。

結膜側のアプローチは皮膚の傷跡がなく、主に下垂が軽く筋肉の機能が良好な場合に用います。上眼瞼挙筋の機能が非常に弱い場合には、前頭筋吊り上げ術(frontalis suspension、まぶたを額の筋肉につなぐ方法)を用います[1][4]。

わかりやすく言うと — 方法は二つあります。

  • 二重のラインを切開し、伸びた膜を引き寄せて付け直す方法
  • まぶたの内側から補助筋を短縮する方法:下垂が強くなく、筋肉の力が良好な目に用います。

どちらの方法が合うかは、下垂の程度と筋肉の力を見て決めます。

二つの方法のうちどちらが合うかは、診察で決めます。どちらか一方が優れているという意味ではありません。

06

眼瞼下垂矯正はどのような流れで行われますか?

診察で方法と目標の高さを決め、通常は局所麻酔をしてから手術します。手術は1~2時間前後かかります。

初めてだと漠然と感じられることがありますので、順に整理しました。

段階内容
1. 診察・デザイン下垂の程度と筋肉の力を測り、方法と目標の高さ、切開線を決めます
2. 麻酔通常は局所麻酔を行います。必要に応じて静脈麻酔(睡眠麻酔)を併用することができます
3. 筋肉の矯正皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正は、伸びた腱膜を引き寄せて瞼板に固定します。結膜側の非切開式眼瞼下垂矯正は、まぶたの内側の補助筋を短縮します
4. 高さの確認皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正では、手術中に目を開けていただいて、高さと左右のバランス、まぶたのカーブを確認します
5. 縫合とご帰宅皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正では、二重のラインを縫合します。
07

眼瞼下垂矯正の回復にはどのくらいかかりますか?

皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正は、術後7日目に抜糸し、あざとむくみは最初の数日が最もひどく、その後徐々に落ち着きます。まぶたの高さとカーブが定まるまでには数か月かかります。

出勤や大切な約束を控えているなら、最も気になる点でしょう。時期別に記載しました。

時期状態
手術直後~数日まぶたが腫れ、あざができることがあります。むくみのため、目が開きにくくなったり、閉じにくくなったりすることがあります
7日目皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正では、皮膚の糸を抜きます
あざとむくみの大部分が落ち着きます
数か月まぶたの高さとカーブが定まります
6か月以降再手術の必要性を判断します
活動時期
出勤
洗顔
目元のメイク・コンタクトレンズ

むくみがある間は、左右の高さが違って見えることがあります。回復の速さは人によって異なります。重要な予定がある場合は、ご相談の際にあらかじめお知らせください。

手術後の注意事項

まぶたの手術後に血がたまる合併症を起こした患者に多く見られた要因として、高血圧、手術前後のアスピリン服用、術後の嘔吐、活動量の増加が報告されています[8]。そのため、術後数日間は無理な活動を避けます。

むくみが引くまでの間、目が完全に閉じないと、目の表面が乾くことがあります。

08

Face Plus Talk

眼瞼下垂矯正は、一般に「眼瞼下垂」のある目、つまりまぶたを持ち上げる筋肉が弱い場合に行う方法です。

— 形成外科専門医 Park Jung Keun院長 · Face Plus Talk
Park Jung Keun院長

目の整形のご相談では、単に二重の手術だけをしてはいけない場合もあります。目を開ける力が弱い場合、つまり眼瞼下垂がある場合は、これを矯正する必要があります。一般に眼瞼下垂矯正手術とも呼ばれ、眼瞼下垂を矯正する手術です。

目を開ける力が弱いと、同じ高さでも正常な目より二重が高く見えます。そのため、二重がほとんど見えないよう低く設定する必要のある男性では、眼瞼下垂があれば必ずこれを矯正しなければなりません。そのほうがかえって自然です。手術を簡単に済ませれば必ず自然になるというわけではありません。適切に診断して方法を決めてこそ、良い結果を得ることができます。

このとき、切開式の眼瞼下垂矯正にするか、非切開式の眼瞼下垂矯正にするかで悩むことになります。「ほどけるのが嫌だ」という理由で切開法を希望する方もいれば、「手術したことがわかるのが嫌だ」という理由で非切開法を希望する方もいます。切開か非切開かを決めるとき、多くの方がこのようにおっしゃいますが、実際に形成外科専門医が方法を決める際の基準は、そのようなものではありません。

まず、切開式眼瞼下垂矯正と非切開式眼瞼下垂矯正の違いからご説明します。切開式眼瞼下垂矯正は、切開をしたあとに二重のラインを作り、目を開ける筋肉を実際に見つけ出します。目を開ける筋肉を目で見ながら操作することで、強弱を調整します。つまり、より細かい操作が可能です。

これと反対に、非切開式眼瞼下垂矯正は、目を開ける筋肉を見ながら行うものではありません。小さな穴だけを開けて、勘を頼りに糸で引き寄せます。そのため、目で見ながら行うような細かい操作はできません。

眼瞼下垂矯正は、目を開ける筋肉に手を加えて、目を開ける力を改善する手術です。目を開ける力が改善すると、あえて額を使って目を開ける必要がなくなり、自然と額のしわも改善するでしょう。眠たげでぼんやりした印象が和らぎ、ずっとはっきりした印象を持てるようになります。

手術方法に決まった答えはありません。十分なカウンセリングを経て、お一人おひとりに合わせた手術方法で進めます。 オンライン相談

09

よくあるご質問

眼瞼下垂矯正はどのような麻酔で行いますか?

眼瞼下垂矯正は通常は局所麻酔で行い、必要に応じて静脈麻酔(睡眠麻酔)を併用することができます。

ぐっすり眠っている間にすべて終わっていてほしいというお気持ちも、よく理解できます。ただし、眼瞼下垂矯正では、目を開けて確認する場面が必要なことがあります。

皮膚側の切開式眼瞼下垂矯正では、局所麻酔で行いながら、手術中に目を開けていただいて高さを合わせる方法が用いられます[5]。

深く眠っていると、目を開けて確認することができません。そのため、全身麻酔では、患者さんの協力なしに高さを決める別の方法を用います[6]。

眼瞼下垂矯正の副作用にはどのようなものがありますか?

左右差、目が開きにくい・開きすぎる状態、まぶたが十分に閉じないことによる乾燥が生じることがあり、まれに視力を脅かす出血があります。

手術を決める前に必ず知っておいていただきたい内容ですので、当院では省略せず、そのまま記載しました。

  • 矯正不足(期待より目が開かない)、過矯正(開きすぎて驚いた目のように見える)
  • 左右の高さや二重のラインの差
  • まぶたのカーブが片側に偏ること
  • 傷跡、二重のラインの形が変わること[1]
  • 兎眼(目が完全に閉じない状態)とそれによる目の乾燥、角膜露出
  • 血腫(血がたまった塊)、感染
  • 反対側のまぶたが下がって見えること
  • 眉の位置が下がること
  • まれに眼の奥の出血による視力低下
副作用

まぶたの形成手術の合併症を時期別にまとめた総説(複数の文献を整理して解説した論文)では、術後1週間以内に角膜擦過傷(黒目の表面に傷がつくこと)と、視力を脅かす可能性のある眼窩後出血(目の奥に血がたまること)を、1~6週にはまぶたの位置異常・斜視(両目の向きがずれること)・目の露出・流涙(涙があふれること)を、6週以降にはまぶたの高さや輪郭の問題・左右差・傷跡・長引くむくみを挙げています[7]。この総説は、まぶたの形成手術全般を扱っています。

わかりやすく言うと — 時期別に、次のようにまとめられています。

  • 手術直後:目の表面に傷がついたり、目の奥に血がたまったりすることがあります。目の奥にたまった血は、視力を脅かす可能性があります。
  • 数週間後:まぶたの高さ、左右差、まぶたが十分に閉じない問題が生じることがあります。

研究ではどのくらい再手術になりましたか

片方のまぶたを引き上げると、反対側が下がって見えることがあります。両側のまぶたを引き上げる神経信号は、一緒に働きます。片側の下垂のために反対側もより引き上げられていたところ、手術で片側が楽になると、反対側の下垂が現れます。これをヘリングの法則(Hering's law)といいます[1]。

このような場合は待たないでください

手術後に何かおかしいと感じたら、一人で我慢しないでください。

目の奥の出血は、術後24時間以内、特に最初の数時間以内に最も多く起こり、数日後に起こった例もあると報告されています[8]。

急いで確認が必要な症状

  • 視力がかすんだり、よく見えなくなったとき
  • 目や目の周りが我慢できないほど痛むとき
  • 片方の目が急に硬く腫れたり、前に飛び出すような感じがしたとき
  • 物が二重に見えるとき
  • まぶたが十分に閉じず、目が痛む、充血する、かすんで見えるとき(角膜露出)
  • 血が出続けて止まらないとき
  • 傷が赤く腫れたり、熱が出たり、膿が見えるとき

診療時間外の場合は、待たずに119番に連絡するか、近くの救急室へ行ってください。

次回の診察の際にお話しください

  • 目が十分に閉じない、またはゴロゴロするような違和感が続くとき
  • 左右の高さや二重のラインが違って見えるとき
  • 反対側の目が下がって見えるとき
  • 眉が下がってきたように感じるとき

回復の間、お一人で我慢されることがないよう、院長と看護チームがむくみ・痛み・体調を一緒に確認します。

眼瞼下垂矯正をすると眉が下がりますか?

下がることがあります。まぶたが上がると、額で眉を引き上げる必要が減るためです。

手術後に鏡を見て驚かれることのないよう、あらかじめお伝えしている変化です。

眉が下がると、眉と目の間が近くなり、残っていた上まぶたの皮膚がより目立つことがあります。この可能性は、ご相談の際にあわせて確認します。

眼瞼下垂矯正の再手術はいつ判断しますか?

再手術は、1回目の手術から少なくとも6か月が過ぎてから判断します。

手術直後に左右が違って見えて心配になるお気持ちは、よく理解できます。

まぶたの高さとカーブは、むくみが引くにつれて数か月かけて変わっていきます。そのため、手術直後の見た目で結果を判断しません。

目の再手術については、目の再手術のご案内で詳しく説明しています。

眼瞼下垂矯正を受けられない場合や、延期したほうがよい場合はありますか?

あります。代表的なものは、神経や筋肉の病気が原因である可能性がある場合と、目がひどく乾燥している場合です。健康状態による基準は、ご相談の際に確認します。

すべての下がったまぶたにこの手術が合うわけではありません。

禁忌

神経性・筋原性眼瞼下垂(動眼神経麻痺、ホルネル症候群、重症筋無力症など)は、原因となる病気の診断と治療が先です[1]。まぶたを引き上げると、目が完全に閉じない兎眼とそれによる角膜露出が生じることがあるため[1][7]、術前から目がひどく乾燥している場合や、目を閉じる力が弱い場合には、矯正の程度を慎重に決めます。

かんたんに言うと

  • 神経や筋肉の病気のために下がったまぶたは、まず病気を確認します。
  • 目がとても乾きやすい方は、まぶたを引き上げるとさらに乾く可能性があるため、慎重に計画します。
  • 以前にまぶたの手術を受けている場合、再手術は、1回目の手術から少なくとも6か月が過ぎてから判断します。
  • 血液をサラサラにする薬を服用している場合は、処方した医師にご相談ください。自己判断でやめないでください。
  • 喫煙されている場合は、手術前に禁煙する期間が必要です。

服用中のお薬と治療中の病気は、相談の際にすべてお知らせください。些細に思われることでも構いません。

「眼瞼下垂矯正」と「眼瞼下垂症手術」は同じ手術ですか?

はい。「眼瞼下垂矯正」は一般的に使われる呼び名で、医学用語では「眼瞼下垂症手術」といいます。いずれも、伸びてしまった目を開ける筋肉の腱膜を引き寄せて固定したり、補助筋を短縮したりして、まぶたに隠れた黒目を見せる手術です。

眼瞼下垂なのか、皮膚がたるんでいるだけなのか、どうすればわかりますか?

皮膚がたるんでいる場合は、まぶたの縁は本来の位置にあり、その上の皮膚がかぶさっています。眼瞼下垂では、まぶたの縁そのものが下がって黒目を隠します。両方が同時にある場合もあるため、診察で区別します。手術ごとの違いは三つの手術の比較にまとめました。

切開式眼瞼下垂矯正と非切開式眼瞼下垂矯正はどう違いますか?

Face Plus形成外科では、どちらの方法も行っています。皮膚側から行う切開式眼瞼下垂矯正は、二重のラインを切開して、伸びてしまった目を開ける筋肉の腱膜を引き寄せて固定する方法で、その位置に二重のラインと傷跡ができます。結膜側から行う非切開式眼瞼下垂矯正は、まぶたの裏側から補助筋を短縮する方法で、外側の皮膚には切開線がなく、下垂が軽度~中等度で筋肉の機能が良好な場合に用います。どちらの方法が合うかは診察で決めます。違いは二つの手術方法にまとめました。

眼瞼下垂矯正の後に片方がより下がって見える場合は、どうすればよいですか?

片方のまぶたを引き上げると、隠れていた反対側のたるみが目立つことがあります。むくみが引くにつれて高さも変わりますので、再手術は、1回目の手術から少なくとも6か月が過ぎてから判断します。それまでの間にご不便があれば、次回の診察時にお知らせください。

眼瞼下垂矯正は健康保険が適用されますか?

当院で眼瞼下垂矯正を健康保険で行っているかどうか:。参考までに、健康保険の基準では、目を開ける筋肉そのものや神経の異常によって生じた眼瞼下垂の手術は保険適用の対象となり、加齢による眼瞼下垂は、まぶたが黒目を覆って日常生活に支障をきたす視野障害がある場合に保険適用の対象となることがあるとされています。

海外からの患者様も診療していますか?

はい。米国、日本など医療先進国からお越しになる患者様が多くいらっしゃいます。海外の患者様のうち、日本が約60%、米国が約30%です。

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FacePlus TV関連動画

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Park Jung Keun院長
Park Jung Keun院長 · 形成外科専門医、医学博士

フェイスリフト・目元のたるみ手術・糸リフトなど、顔の老化に対する治療を、ご相談から施術まで直接担当します。ご相談から回復まで院長が直接担当します。

2004 形成外科専門医2013 ソウル大学 医学博士大韓形成外科医会 副会長
院長紹介
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手術が必要かどうかから、十分なご相談で一緒に確認します

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