ミニフェイスリフトは、決まった手術方法ではありません
ミニフェイスリフト(ミニリフト)は、医学用語ではありません。決まった手術方法があるわけでもありません。
切開の長さと位置は、病院ごとに異なります。同じ名前でも、互いに異なる手術を行っていることがあります。
ただし、一つだけ明らかなことがあります。従来の全切開のフェイスリフトよりも短く切開するという点です。
どのような場合にミニフェイスリフトを検討しますか
全切開のフェイスリフトには抵抗があり、糸リフトでは物足りないと感じる場合です。
年齢も大切です。弾力が低下して糸リフトの効果があまり期待できそうになく、かといって全切開を行うにはまだ抵抗がある場合があります。
顔のたるみのためにフェイスラインを改善したいけれど、大きな手術は避けたい、というお問い合わせが多くあります。
3つの方法のうち何が合っているかは、[リフトアップの選択基準](/lifting)にまとめてあります。
当院ではどのように行いますか
当院のミニフェイスリフトは、生え際(髪が生えている境目)の内側のみを切開します。切開は耳の方へはつながりません。
ミニフェイスリフトは、通常、リフトアップ後に余る皮膚の一部を取り除きます。ただし、皮膚だけを引き上げるのか、その下の層まで一緒に引き上げるのかは、病院によって違いがあります。当院では、外から目立ちにくい生え際の内側に切開を置き、皮膚を減らす量を増やしながら、その下のSMAS(superficial musculoaponeurotic system、顔の筋膜層)も一緒に引き上げます。それでも、全切開のフェイスリフトよりは範囲が狭くなります。そのため、SMASを引き上げる方法を工夫して、効果が適切に保たれるようにしています。
わかりやすく言うと ミニフェイスリフトは、余る皮膚を少し切り取ります。皮膚だけを引き上げる施設もあれば、皮膚の下で支えている層まで引き上げる施設もあります。当院は、髪に隠れる部分を少し多めに切開する方法を選びます。そうすることで、皮膚をより減らし、支えている層まで一緒に引き上げることができます。
手術時間は1時間30分です。局所麻酔または静脈麻酔(睡眠麻酔)で行い、入院は必要ありません。
フェイスリフトに比べて足りない点もあります
ミニフェイスリフトは、フェイスリフト全体と比べて、足りない面がないわけではありません。範囲を小さくした手術だからです。
| 比較項目 | 糸リフト | ミニフェイスリフト | フェイスリフト |
|---|---|---|---|
| 切開 | なし | 生え際の内側のみ | 耳の前から耳の後ろまで |
| 所要時間 | 30分前後 | 1時間30分 | 4~5時間 |
| 入院 | 必要ありません | 必要ありません | 通常1日程度 |
| 効果の範囲 | 限られます | フェイスリフトより狭くなります | 最も広くなります |
その代わり、糸リフトの足りない点をある程度補うことができます。切開は長くなく、回復期間も長くありません。
回復の日程と副作用は、[ミニフェイスリフト手術のご案内](/lifting/mini-facelift)にまとめてあります。
私はこの手術をよく検討します
私は個人的に、ミニフェイスリフトを好む傾向があります。
糸リフトでは足りず、フェイスリフトには抵抗がある場合に、その間を埋められる位置にあるためです。
何が合っているかは、たるみの程度と皮膚の状態を見て決めます。診察とカウンセリングで一緒に決定します。
